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<掘り出しニュース>北海道で高齢者がオリジナル映画4作目 崔洋一監督が全面協力(毎日新聞)

 過疎のマチに暮らす人々の悩みや希望をテーマに、北海道むかわ町穂別地区の高齢者がオリジナル映画作りに取り組んでいる「田んぼdeミュージカル委員会」(原田幸一代表)は16日、4作目の制作を発表した。タイトルは「赤い夕陽のジュリー」。過去3作と同様に「血と骨」などで知られる。

 映画は炭鉱や製材、鉄道建設でにぎわった戦後の穂別(映画では「山彦村」)を舞台に、発電所建設に力を入れる村長と、村の乗っ取りを図る炭鉱のボスの対立を軸に、新しい古里作りに励む人々の姿を描く。

 元役場職員で、委員会の事務局を担う斎藤征義さん(67)が脚本むを担当。主な出演は最高齢の安田由造さん(90)ら地域の高齢者約80人で、平均年齢は78歳。神社の祭りのシーンは、エキストラを含めて300人になる予定という。

 高齢者の映画制作について崔監督は「皆さんが楽しんで作った映画が多くの人々に喜びを与えている」と意義を説明。斎藤さんは「出演者の記憶の中にある地域の歴史をもう一度掘り起こして、元気を出したい」と話す。

 むかわ町は06年に鵡川、穂別両町が合併して生まれた。崔監督がマチを訪ねたのを機に03年に制作した「田んぼdeミュージカル」は、稲作にこだわる父とメロンへの転作を考える息子の悩みを描いた。2作目「田んぼdeファッションショー」、町の合併を織り込んだ3作目「いい爺(じじ)いライダー」と続いた3部作制作で、09年度「第17回スポニチ文化芸術大賞」グランプリを受賞。3作はDVDにもなって全国各地の老人福祉施設などで上映されている。

 4作目は来月から撮影を開始し、来年3月の試写、6月の正式上映を予定している。【斎藤誠】

    ◇

《旧穂別町民が自主制作した映画》

「田んぼdeミュージカル」(03年3月)=穂別町民たちの歴史をミュージカルで振り返る

「田んぼdeファッションショー」(05年5月)=お年寄りが若いころを思い出し、ファッションショーを開く

「いい爺いライダー」(08年6月)=穂別、鵡川両町の合併がテーマ。怒ったお年寄りがバイクで暴走

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